- 天地の詞
- あめつちのことば【天地の詞】「あめつち」で始まる平安初期の手習い歌。 「あめ(天)つち(土)ほし(星)そら(空)やま(山)かは(川)みね(峰)たに(谷)くも(雲)きり(霧)むろ(室)こけ(苔)ひと(人)いぬ(犬)うへ(上)すゑ(末)ゆわ(硫黄)さる(猿)おふせよ(生ふせよ)えのえを(榎の枝を)なれゐて(馴れ居て)」。 四八の仮名を重複させずに全部使って作られており, 「え」が二度繰り返されるのは当時ア行のエとヤ行のエが音節として区別されていたことを示す。 「いろは歌」「たゐに」に先行して作られたと考えられる。 あめつちの歌。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.